サクラ

2020年3月20日金曜日

もう香りは薄い・・(かもしらん)。

昨年、ひょんなことよりご縁をいただいた
そのお茶を一年越しに淹れた

数年蔵に寝かせて熟成させた自慢の煎茶と
伺い、お味見に取り寄せた当初は

その時の体調も相俟ってのことだろう。。

寝かせたわりに?若葉の香りもフレッシュな
若干、舌先にピリッと刺激の残るお味ゆえか
あまり積極的には飲み進まなかったーーー。


一気に原稿をまとめ上げてひと息つこうと
思い立つと、ふいにその茶筒が目に止まる

蓋を取り、香りを吸い込む。確かに・・
封を切った当時よりは薄れている。がーー
お構いなし、ふぅ~と適温のお茶をすする

・・ン?あらら・・!

ほんの~り甘く、とても淡い。けれども
鼻奥にほわんと、何ンと~もイイ香り♪

とたんーー目の前に。。

催花雨に打たれてなお ふくよかに、花芽を
両腕いっぱいに抱え、綻びの時を待って
天を仰ぐ その天衣無縫の姿がーーー

川縁にて 伸びやかな枝葉を拡げるは
サクラの樹々たち。。(思わず目を細め)

未だ覚めやらぬ 人の世を
先駆けて 春が 馨った



敬愛と感謝をこめて

ごめんなさい
ありがとうございます
愛しています

人類総幸福化を願って・・

 。・。;+;☆;+;。。・゚