トラウマ解消期

2020年4月11日土曜日

コロナウイルスのことを 母は
「コロちゃん」そう呼んでいるのは

昔、自身が手懐け可愛がっていた
「お利口さん」で従順な犬の愛称である

当のコロナウイルスは、と言えばーーー

感染死亡率の高い年齢に数えられ、若い頃の
「肺炎で死に目を見た」ほど鮮烈な記憶を有
する彼女にとって、

感染すれば 末恐ろしい、苦しい死を思わずに
はいられない、到底 可愛い存在とは言い難い

「(あんな)苦しい想いはしたくない」からと
手洗いにうがい、マスク着用はもちろんの事
外套の埃を掃い、着た物の洗濯も自身の体を
浄めることも入念に、感染予防に余念がない

そもそもは・・
「備えあれば憂いなし」の想いから、何かに
つけて「用意周到」と奮起、

手抜かりがあっては 後々まで後悔し、苦しい
想いをするのは辛い。
「後悔先に立たず」だからこそ、
「用意周到」であらねば。と努める

手を拱(こまね)いているわけにはいかない
何もしないより行動しなくては・・やはり
後悔が残る

彼女は「後悔」の想いが根強く、
しこり(トラウマ)として残っているために
此度のウイルス騒動を受け、随所にそれが
顕れている

他人の振り(行動や言動)を見て、当人が気
づかずにいる心の問題(トラウマ)を見る

自分では気づいていない事も、他者より
見れば一目瞭然ということもある

彼女の過去世における「後悔」の念は
ウイルスの感染拡大の煽りを受けて
後悔しないように彼女を駆り立てる

今がまさに、過去世のトラウマ解消期

肺炎を起こすことへの不安な想いは
否応なしに彼女を苦しめる

その不安を多少なりとも 和らげるための
「コロちゃん」は苦肉の策であろうと

自身の不安要素を少しでも前向きに
克服すべく、甲斐甲斐しいまでの 自助努力
を図る母を、敢えて身内としてではなく

人として、また
来たる人類総幸福社会の一員として
ささやかなエールを送たい



敬愛と感謝をこめて

ごめんなさい
ありがとうございます
愛しています

人類総幸福化を願って・・

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