過去の世より
頑固一徹に
泣かず 世話掛けず
我慢の子で通してきた
其の人の今生は 晩年迎えて
常時、小さき眼より
こんこんと泪流し
「年のせい」とぼやきながら
煩わしそうに 拭い拭い
「泣いてたってぇ、始まらねぇやい」?
ーーーそれは "想い癖" 。
頑なに そう思い込ませて生きてきた
我慢で呑んできた泪
それを、もうどうにも
流さずにはいられずに。
思う存分、心の赴くまま
素直に泣いて泣いて、溜め込む涙流し
過去は過去にて、きっちり
水に流さなければ
結局のところ、始まれない。から
泪渇れてこそ
気持ちも心も晴るる
というもの
それこそ
真理たるもの
敬愛と感謝をこめて
ごめんなさい
ありがとうございます
愛しています