礼節

2023年4月20日木曜日

二年越しの念願叶って催された地元の祭りは盛況

大舞台で若人らが歌に踊りに演舞を披露し、沿道や会場を盛り上げていた


パレードのトリを務める創作舞踊に小話ありーー


恵比寿神を(巫か、陰陽師?か)取り巻く使いの者共

煌びやかな衣装を纏い、夜な夜な呑めや踊れやの大騒ぎ


いい加減、酔いが回って倒れ込むように皆、動かなくなる。そこに

一番鷄の大きな鳴き声が。にも関わらず、寝入ったままの群衆


「起きてください、恵比寿様ぁ~!」と羽を纏った鶏役の数人が

けたたましく舞い、目を覚ました使者たちもいそいそ

恵比寿神を起こしに、舞い踊って奔走、大欠伸で目覚めた恵比寿神が

遅ればせながら、群衆の前に急ぎ飛び跳ねるように躍り出ると


使いの者共、事なきを得、安堵したように

「めでたし、めでたし~」とばかりーー舞納め(終)。


何とも“をかし”な、人情味溢れる恵比寿神のドタバタ舞。


特には。。恵比寿神を演じた若者は

それなりの縁あってのことだろう。。そう思い、様子を窺っていた。


ほどよく。。目の前にピタリ、的を得たように恵比寿様は止まった。


納めのポーズのまま静止し、肩で荒く息つく姿(横顔)へ

“しっかり(務めなさい)”と・・エールを送る。


直る演者総勢、残るありったけの力を振り絞るよう

沿道にて見守る観客に対して

「ありがとうございました!!」一斉に声を張り上げ、深々お辞儀。


続いて、恵比寿役のその若者はこちらへ向き直って

もう一度「ありがとうございました」と頭を下げると

颯爽と仲間の演者たちのもとへ身を翻し、駆けていった。


打ち出の大槌?やら、大徳利やら、、

様々な小道具を持たされ、囃し立てられるほど

恵比寿神の様相は庶民の間で定着し、愛されている様子。


いかなる余興であれ。。それらは礼節をもってこその安泰。

本家本元の「恵比寿様」も安堵して見ておられよう。。


神々への礼節は、すべての創造主たる

天への礼節に通じるものゆえに。


着実に礼節は重んじられ。。その心は次代へ、

次代を担う人々へ浸透し、脈々と受け継がれてゆく。。


神界の礼節が調い、人類界の礼節へ拡がってゆくさまを

微笑ましく、天上より見守っておられる様子が浮び


思わず笑みが零れた




ごめんなさい

ありがとうございます

愛しています

人類総幸福化を願って・・

 。・。;+;☆;+;。。・゚