幸(さきわ)う言葉

何の気なしに
発した言葉であれ

言霊は宿っている

思わず口が滑って
咄嗟に出たセリフも

偶然？たまたま？
掛けた声も

みんな訳あり

過去世の生き様が
使い慣れた言葉に滲み出
幸(さきわ)いと不幸を分かつ

ほんのささやかな
つぶやきやぼやき、舌打ちでさえ
己の在りようを現し

自ずと幸か不幸か
決定づけている

言葉はそれを用いる者の
想念より発せられ

人はみな
自らの想念に似つかわしい
生き方をしている

「ごめんなさい」「ありがとう」
「おかげさまで」「愛しています」

幸(さきわ)う言葉には
幸せを運ぶ言霊が宿り

嗜(たしな)む人、聴く人に
幸運を齎(もたら)す



ごめんなさい
ありがとうございます
愛しています