度々「エースになりたい」といい
自らの霊層を気に掛けていたその方は
御方様より“中有界”と伺うと、安心したのか、はじめて
陰鬱な表情を緩め、勇むように去って行かれた。
その時、言葉にもならない極々僅かな
“腑に落ちない?ような感じを受けーー
後に、改めて伺うと“重労働界”だった。
急ぎ、その旨を詫びとともに先方へ伝えたが、案の定
不信感を露骨に訴え、物別れに終わった。
ご縁は実を結ばなかったわけだが、その理由は
理路整然と明快かつ、明確であった。
“嘘も方便”
御方様はそう仰り
“(塾生として)育て甲斐ない”との
厳格な真の姿勢を示されていた。
それはあくまでも
相手(人)の利益である霊的成長を慮っての
真の大愛であることはいうまでもない。
自分の保身のためや
「我が利益」のためだけにつく嘘はもちろん
“方便”とはならない。
それを云わんとする根本の想念に
常なる相手(人)の幸福を願う意向あってこそ
天の理(ことわり)に則す方便を生むのだ。
すべての嘘が
「罪悪である」とは申し上げ難きゆえん
敬愛と感謝をこめて
ごめんなさい
ありがとうございます
愛しています