だいじょうぶ

2022年6月5日日曜日

 子は所帯を構え、孫も巣立ちを迎えて

それなりに、躓いたり、悩みながらも

各々の健やかな暮らしを営む中ーー


独り、コタツで突っ伏したまま

誰にも最期を看取らせずに逝った叔母は

肉体離れてなお、

「後腐れない。だいじょうぶ」と

頼もしいくらい、笑っていた


 今生を去るまでの4日間、病床にて

その期が近いことを伝えてきた相方は


承知はしつつも落ち着かずに心許ない

こちらに対し、

「だいじょうぶ。心配ない」そう

穏やかな様子で力強く頷いた


 卒寿を越えての入院生活、車椅子と

ベッドを往復する不自由な父の想いは、

「だいじょうぶ」だと、依然淡々として

変わらぬ柔和な様子が覗える


今生に在っても

次世に在っても


たとえーー自由に動けなかろうと

肉体如何に係らない魂たちは皆、


「だいじょうぶ」なんだ。ということを

知っている


肉体を以って、元気でいること

それだけが

「だいじょうぶ」なのではない


そのことをつい忘れがちの

現界人の私たちへ


身を以って示し、伝えてくれている




敬愛と感謝をこめて


ごめんなさい

ありがとうございます

愛しています



 

人類総幸福化を願って・・

 。・。;+;☆;+;。。・゚