幾分ーーー
雨脚は 落ち着いて
緩やかになり
同時に
“ほっ”ーーと ひと息
華やいだ心持ちになった
いよいよ もってーーー
刈入れの`期´を待つばかりの
豊穣に 波打つ大地
心地のよい風は滑らかに
その背を撫でゆく
燃ゆる緑は次第に褪せて
黄色味がかり
木々の梢は 橙、茜、紅色へ
深まりを見せ
月明かりのもと
棚引いてはーーゆらぎ
虫たちもまたーー
艶やかな 音色を奏で
天地の`安和´を讃えている
散々に大風吹き荒れ
拭い去られた その様は
今年を締めくくり 一年の`計´を
世に知らしめておりーー
真に
「おめでたきこと」。と
そのーー
進化成長の様子を
円な大月の湛えた笑みが
伝えている
“そう来なくては -♪ ”
そうでなければーー
穣る季節を 心ゆくまで
堪能し難きーーというもの
彩り豊かな
み恵みを慎み携えて
移ろう風のごとく
緩やかに
冬仕度を始めよう
敬愛と感謝をこめて
ごめんなさい
ありがとうございます
愛しています